ごあいさつ
武蔵野合唱団のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。
武蔵野合唱団は戦後復興期の1955年、武蔵野市緑町の自治会サークルとして発足し、今年2025年には創立70周年を迎えました。2020年以降、新型コロナウイルス流行の影響により私たちの活動も多大なる影響を受けましたが、いつかまた歌える日が来ることを信じて活動を継続し、今年5月には、私たちを60年に亘ってご指導くださっている小林研一郎先生を指揮にお迎えし、創立70周年記念公演として、サントリーホールにて「ヴェルディ/レクイエム」を演奏しました。
そんな武蔵野合唱団の歴史を振り返ると、柱となる3つの活動があります。
① よりスケールの大きな音楽を目指す
一合唱団に留まらず、国内外のオーケストラと共演し、活動の幅を広げるべく国内外への演奏旅行を度々行ってきました。特に計4回行ったハンガリー演奏旅行や、2014年に開催したスイス・ロマンド管弦楽団を招聘しての定期演奏会は特筆される演奏会です。
② 若い音楽家をフィーチャーする
今後活躍が期待される指揮者、ソリスト、ピアニストとの共演や、作曲家への委嘱を通して、これから世に羽ばたいていっていただく、きっかけ作りをしてきました。現在ご指導いただいている山田和樹先生や松井慶太先生も、こうした活動の中から縁が生まれました。
③ 団内で音楽家を育て、世に輩出する
合唱団員として入団した団員の中から、ソリスト・ピアニストとして成長し、次代を担う音楽家が育ってきました。中には活動の拠点を海外へと移し、ご活躍されている先生もいらっしゃいます。
そうして創立70周年を迎えた武蔵野合唱団が、次に目指すのは「船頭多くして船山に登る」合唱団です。一般的には、見当違いなことが起こることを差し、いい意味で使われる言葉ではありません。ですが、ここでイメージしているのは、団員一人一人が「やりたい」を持ち寄り、議論し、切磋琢磨する中で、誰も予想もしなかったことが実現されていく様です。
このように、武蔵野合唱団の活動の原動力になっているのは、決して特別なものではなく、この「やりたい」という思いに他なりません。団員1人1人が持っている「人」が好き、「歌」が好きという思い、そしてそれを形にしたいという情熱を胸に、仲間とともに歩む中で音楽の喜びを嚙み締め、たくさんの夢を語り、その夢をこれからも実現させていきます。
武蔵野合唱団では長年にわたり、新しい仲間を迎え、共に音楽を奏でる喜びを分かち合ってきました。そしてこれからも、多くの出会いを求め、更なる飛躍へ向けて進んでいきます。
私たちは共に音楽の喜びを共有する新しい仲間を待っています。
あなたも、武蔵野合唱団の扉をたたいてみませんか?