大茂
大茂が移転しました(2006年2月28日)
「大茂」は「だいしげ」と読みます。
吉祥寺駅南口から徒歩30秒。京王井の頭線の高架下の焼き鳥屋です。
この店の2階にある小部屋で、武蔵野合唱団では飲み会が開かれていました。
まさに大茂は武蔵野の心のふるさと。
その大茂が平成18年2月28日をもって一時閉店し、新しい場所に移転することになりました。
大茂が開店したのは今からおよそ30年前。
武蔵野合唱団は開店当初からこの店を利用していました。
数多い大茂ファンの皆さんに対して、まことに勝手なことを言わせてもらえば、
大茂は武蔵野のためにあった店でした。
毎週木曜日の午後9時以降、2階の部屋は武蔵野のために開放され、おかげで武蔵野は他のお客さんに気兼ねすることなく大声で笑い、怒り、泣き、議論し、歌ってこられたのです。
武蔵野にとって大茂でのひと時は、単なる練習後の飲み会という意味ではおさまりませんでした。
「武蔵野の音楽は練習場で作られ、武蔵野の進む道は大茂で作られる。
そして武蔵野人は大茂で生まれ、育まれる。」と言っても過言ではありません。
「大茂」という名まえは単なる居酒屋の名前ではなく、武蔵野の未来を生み出す語らい、そのものを指していたように思えます。
そしてそれらを常に暖かく見守ってくださったお店の皆さんの暖かい愛があったればこそ今もこうして私たちは歌っていられるのです。
30年の感謝の気持ちを捧げます。
ありがとう、大茂。
なお、新しい大茂は、5月末に吉祥寺駅周辺で新規オープンします。