はじめてのクラシック~中学生・高校生のために~
2010年8月18日、19日東京国際フォーラムにて
はじめてのクラシック~中学生・高校生のために~
というコンサートに出演しました。
このコンサートは、若いうちから設備が整った音楽ホールで、一流の指揮者、一流のオーケストラが作り出す本物の音楽に触れて、クラシックの良さを知ってもらいたいと、作曲家で音楽プロデューサーの三枝成彰先生が2007年から毎年続けてこられたコンサートです。
武蔵野合唱団は過去2008年のベートーベンの第九で出演させて頂いておりましたが、今回はモーツアルトのレクイエムで再び出演のお話を頂きました。武蔵野合唱団が全員で“モツレク” 全曲に取り組むのは実に10数年ぶりの事。新しい団員、古い団員を問わず、全団員が改めて曲に向き合う貴重な機会となりました。
又、今回の演奏会の合唱は、真夏に第九を歌う会の皆さんとの共演ということで、普段一緒に活動していない団体と、数回の合同練習で演奏会に臨むという難しさもありました。しかし、練習を重ねる度に音楽への理解の共有も進み、オケ合わせ、ゲネプロと、徐々に一体感が高まっていきました。そして演奏会本番では、東京交響楽団の皆さん、ソリストの先生方、真夏に第九を歌う会の皆さんと共に、マエストロ小林の魔法のタクトの下、一つの音楽が紡ぎだされ、本当に素晴らしい演奏をすることができました。
当日はコンサート趣旨の狙い通り、ホール内に小学生・中学生等の若い方々の顔も多数見られ、大成功に終わりました。
終演後のレセプションで先生からこんな言葉をいただきました。
「人種も国境も全てを越えて通じ合えるものは音楽だけだ」
「こんな風に音楽ができたら世界中が幸せになれる」
武蔵野合唱団にとってこの演奏会は
音楽を通じることで、人と通じ合う
そして、若い世代に伝えることで時を越えて人と通じ合って広がっていく
そんな音楽の素晴らしさを、表現、体験できた貴重な機会となりました。
公演概要
2010年8月18日(水)・19日(木) 14:00開演
東京国際フォーラム ホールA
曲目
モーツァルト:
ピアノ協奏曲 第20番 ニ短調 K.466
交響曲 第40番 ト短調 K.550
レクイエム ニ短調 K.626
指揮
小林研一郎
ピアノ
小林亜矢乃
管弦楽
東京交響楽団
独唱
岩下晶子(ソプラノ)
相田麻純(アルト)
樋口達哉(テノール)
青戸 知(バリトン)
合唱
武蔵野合唱団
真夏に第九を歌う会
ご案内役
三枝成彰 「モーツァルトってどんな人?」