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専修大学創立130周年記念 「第九」特別演奏会

日時: 2009年12月5日 土曜日
会場: ミューザ川崎シンフォニーホール
指揮: 小林 研一郎
管弦楽: 専修大学フィルハーモニー管弦楽団
独唱: ソプラノ 菅英三子、 メゾ・ソプラノ 谷口睦美、 テナー 大槻 孝志、 バリトン 青戸 知
合唱: 専修大学祝祭合唱団、 武蔵野合唱団

武蔵野合唱団として、今まで数々の大学の記念演奏会のお手伝いをさせてきて頂きましたが、この専修大学創立130周年記念演奏会は過去の大学行事の演奏会とはひとあじもふたあじも違い、私たちに“出会いの大切さ”を教えてくれた思い出深い演奏会となりました。
以下は、専修大学祝祭合唱団のメンバーであり、武蔵野との橋渡し役をとなって下さったベースの鈴木覚さんからの寄稿の抜粋です。


武蔵野合唱団と共演して

専修大学 鈴木覚


私は専修大学創立130年記念ベートーベン『第九』特別演奏会で武蔵野合唱団と共演させていただいた、専修大学祝祭合唱団に所属していました。この合唱団は当演奏会用に臨時に編成された、専修大学関係者(学生・ご父母・卒業生・教職員)と本学生田キャンパスの地元多摩区民の有志からなる合唱団で、合唱経験も年齢も立場も様々な人が2009年12月5日の演奏会を目指して同年6月から練習を始めました。

私を含め合唱未経験の人も少なくない中、ひと月、ふた月と練習を重ねるうち、指導の先生方の粘り強い指導のおかげで、少しずつ音楽が形になっていく喜びを味わっていました。とはいうものの、本番までの期間がじわりと迫ってくるなか、手探りで練習する不安は常に感じている、そんな9月のある練習で、「今日は武蔵野合唱団の方が練習に参加されます」との紹介、遠いのに大変だな、くらいの印象でした。

ところが、通し練習で武蔵野合唱団の方のバリトンの独唱が始まった瞬間、この一瞬でそれまで感じていた不安は吹き飛び、この演奏会は成功するのではないかという、根拠はないけどそんな感じで、気分を高揚させる圧倒的な歌唱力に衝撃を受けました。10月には武蔵野の練習に招いていただき、より多くの団員の方たちと触れ合うにつれ、高揚感が自信へと変わり、演奏会の成功を確信するに至りました。練習後の宴会での大合唱、口は悪いけれど真摯に音楽と向き合う姿勢、そこにキャッチコピーの「歌う歓びがここにはある」そのものを感じました。

かくて、演奏会は大成功に終わりました。私はステージに立っていたので客席でどのように聞こえたか、よくわからないのですが、演奏者、観客、スタッフのみならず、この演奏会に関わった全ての人たちの思いが報われる、そんな幸せな演奏会だったように思います。ムサシノの皆さん、ありがとうございました。

-追伸-
専修大学校歌、オーケストラと大合唱を聞けて感動した、素晴らしかった。また聴きたいなあー。後日学内にて私に届いた感想です。

武蔵野あらかると